【記事】
本書は、感染症診療・抗菌薬適正使用について考えるヒントを提供する本です。感染症診療・抗菌薬適正使用に完全無欠・唯一ゼッタイの「正解」はありません。ですが、正解に至る考え方や原則論を懇切丁寧に記載しました。
筆者は、臨床現場では、時空を超えて正しいことは存在しないと考えております。実地医療の現場は大変多様性に富んでいます。患者も人それぞれ十人十色です。教科書や論文に記載されている「正しい」ことが、いつでも、どこでも、そして誰にでも「正解」なのか? 実地医療の現場では、個別の症例に応じた「正しさ」を追求することが必要なのではないかと考えております。
そのような現場でホントウに役立つのは、教科書的な正解の羅列ではなく、時々刻々と変化する病態に応じ、時と場所を選ばずに使え、かつ応用の効く「基本的な考え方」を身につけることです。そのために必要な「考えるヒント」が本書には沢山記載されております。