がん緩和ケアにおける精神症状の漢方薬アプローチ せん妄・不安・抑うつ・倦怠感を改善する処方術
【目次】
第1章 総論:がん医療における漢方薬の可能性
第2章 認知症のBPSDを改善する漢方:緩和ケアの視点から
第3章 フレイルを改善する漢方:緩和ケアとがん治療における知見
第4章 気虚への挑戦:希望を灯す補剤の処方戦略
第5章 食思不振を改善する漢方:がん緩和ケアにおける六君子湯の役割
第6章 イライラと不眠を改善する漢方:柴胡加竜骨牡蛎湯と加味帰脾湯という選択肢
第7章 せん妄を改善する漢方:抑肝散と抑肝散加陳皮半夏による穏やかな療養環境の構築
第8章 意欲低下や抑うつを改善する漢方:人参養栄湯という選択肢
第9章 繰り返す誤嚥性肺炎を改善する漢方:半夏厚朴湯と六君子湯による「守り」のケア
第10章 がん性疼痛を改善する漢方:多角的なアプローチによる鎮痛とQOLの向上
第11章 緩和ケア・精神症状に用いる主要漢方方剤の臨床詳解
第12章 緩和ケア・がん医療における漢方Q&A:緩和ケア医が答える30の知恵
【記事】
がん患者の心身の苦痛に,漢方という新たな選択肢を.不安,抑うつ,不眠,せん妄,倦怠感,食欲不振…がん患者が抱える多様な症状は複雑に絡み合い,QOLや治療の継続にも影響します.本書では,精神科医として多くのがん患者を診療してきた著者が,精神神経薬理学の知見と豊富な臨床経験をもとに,漢方薬の役割と実践的な処方術をわかりやすく解説.ポリファーマシーにも配慮しながら,患者の「証」をどう捉え,どのように処方へ結びつけるのか.総論から症状別の各論まで,がん緩和ケアに漢方を取り入れるための考え方と使い方が身につく一冊です.