知能検査(WAIS・WISC)の質的分析 反応産出過程から捉えるパーソナリティ理解
【目次】
第1章 知能検査(WAIS・WISC)の開発と現在
第2章 知能検査(WAIS・WISC)の特質—ノルム化検査
第3章 知能検査(WAIS・WISC)における実施と行動観察について
第4章 ウェクスラー式知能検査の下位検査の古典的理解
第5章 WAIS-Ⅳ・WISC-Vの下位検査における心理学的意味
第6章 WISC-V知能検査(21検査版)で何が変わるか?
第7章 知能検査における質的分析の臨床的意味と方法──神経発達症に焦点を当てて
第8章 WISCによる解釈の実際例
第9章 WAISによる解釈の実際例
第10章 包括的アセスメント
【記事】
本書は,WAIS,WISCに焦点を当て,真にクライエントのためになるクオリティの高いパーソナリティアセスメントを実現するための一冊である。プロフェッショナルたちによって徹底的に深められた知見・研究成果を網羅している。
心理アセスメントの業界では広く活用されているWAIS・WISCであるが,群指数やプロフィールパターンさえつかめれば,知能検査の解釈が可能だとされる神話があったり,知能検査マニュアルの解釈をそのまま転記するだけだったりと,誤用も少なくない。クライエントのためにもプロフェッショナルとして知能検査の理解を深めなければ,心理アセスメントにとって大切な視点が抜けてしまう危惧もある。
この本は,さまざまなWAIS・WISCにまつわる知識や,検査態度,ローデータからの質的検討など,知能検査の質的分析のクオリティをあげるために編まれた。すべての心理職に読んでほしい一冊となっている。