5万枚のカルテを見た看護師が語る 不可解なエビデンスに学ぶスキルとしての怪異 ―加速する世界と医療の個性化をつなぐ病院怪談―
【目次】
第1章 解剖生理と不可解なエビデンス
第2章 エビデンスでは証明できない医療現場で本当に起きたこと
第3章 死を取り巻く不可解なエビデンス
第4章 死ぬ瞬間の不可解なエビデンス
第5章 エビデンスを超えた命の選別
第6章 対談: 怪談師の精神科医ラッパーと看護師が語る 世界に舞い戻るための怪談とHIPHOP
第7章 弱さを基盤としたエビデンスの向こう側
第8章 怪異の効用──不確実性を乗りこなす──
【記事】
本書は、怪談で語られることの多い幻聴、幻視、幻蝕、幻臭といったテーマを、解剖学を根拠に検証しながら、エビデンスでは語り切れない「医療現場で本当に起きたこと」「死のタイミング」「死ぬ瞬間」「命の選別」などのエピソードを語る。
また、著者の看護師としての実体験や患者とのエピソードを参考に、患者や医療者が抱える矛盾や弱さを基盤にした「後悔しない最期」についても模索する。さらに、AIによる社会の加速化やパンデミックや世界的な紛争などの不確実性に直面する私たちが、人間としての「弱さ」を抱えながらも、「エビデンスに基づく怪異」を活用し、しなやかに生きのびるスキルを提示する。精神科医・ラッパー・怪談師であるDr.マキダシ氏との対談「怪談師の精神科医ラッパーと看護師が語る 世界に舞い戻るための怪談とHIPHOP」も収録。