【記事】
長年の臨床経験から紡ぎだされた精神療法──多角的課題解決療法──を多くの臨床家たちに広げたいとレジェンドの精神科医がペンをとった。実存分析をベースに,病者・クライエントの存在を中心に据え,傾聴と認知療法的な要素を加えたオリジナリティあふれる精神療法である多角的課題解決療法は,多くの悩める人々の生きる意志を支え,福音をもたらしてきた。本書は,発表された英語論文や研究論文をもとにまとめられ,神経症圏から依存症,ときに刑法犯まで,多くの事例をもとに編まれている。さまざまな現場で働く医師,医療スタッフ,サイコセラピストにとって座右の書となる一冊である。