シリーズ生命倫理学 新装版 第11巻 遺伝子と医療
シリーズ生命倫理学編集委員会・編・玉井真理子・松田純・責任編
【目次】
第1章 遺伝医療と社会――パーソナルゲノムがもたらす新たな課題
第2章 分子生物医科学時代の人間像
第3章 遺伝と環境
第4章 遺伝医療・遺伝相談
第5章 遺伝子治療
第6章 遺伝子操作
第7章 優生学
第8章 遺伝子差別
第9章 オーダーメイド医療とファーマコゲノミクス
第10章 バイオバンク
第11章 DNA鑑定・遺伝子ビジネス――消費者に直接販売される遺伝学的検査の諸問題
【記事】
好評を博した『シリーズ生命倫理学』が手に取りやすい装丁にて復活!
生命倫理学は、およそ半世紀にわたって遺伝学・遺伝医療の倫理問題に取り組んできたが、近年大きなテーマ移動が起こっている。これまでは主に単一遺伝病の診断やその治療、その遺伝学的検査情報の取り扱い、それに基づく差別の問題などが倫理的・法的・社会的問題の中心だった。その後のゲノム医科学はcommon diseaseと言われる、誰もがかかりうる病気(多因子性疾患)と遺伝子との関わりの解明に向かってきた。臨床遺伝医学がすべての人にとって身近な医療となる時代が来ようとしている。 分子医科学のかかる大きな転換点に刊行される本巻は、これまで議論の中心であったテーマを最新の情況をふまえて総括するとともに、問題として浮上してきたテーマをも組み込んでいる。