これから始める成人先天性心疾患 みんなで学び、みんなで支える
【目次】
第I部 成人先天性心疾患の患者さんをどのようにサポートするか
第II部 成人先天性心疾患に対する社会保障と公的書類
第III部 さらなるステップアップ:成人先天性心疾患の病態を理解し,積極的に対応できる施設を目指す
第IV部 日常診療でよく遭遇する成人先天性心疾患への対応と専門医紹介のタイミング
【記事】
「近くにいるのが当たり前」となった成人先天性心疾患患者さんを支えるための第一歩
新生児の100人に1人は心臓に先天的な異常をもって生まれてくる.かつては救えなかったが,現在では長期生存が可能となった.すると,成人病の合併,拳児希望,就学就労の苦労,といった新たな問題が発生するようになった.
患者数はすでに50万人超ともいわれる.専門医に限らず,医療従事者であれば日常診療で遭遇するのが当たり前と考え,備えておかなければならない.
だが,先天性心疾患は多岐にわたり,手術法も時代によって異なるため,それを解説した既刊本は難解なものばかりで循環器内科医ですら敬遠するほどだった.そこで本書は,「これから始める」ためのステップを提供することを目指した.個別の疾患については解説を控えめとし,患者支援に紙面の多くを割いた.