【記事】
本書は、2020年に発行した医師、解剖学者で彫刻家、製図家でもあるポール・リシェの著書『美術解剖学 ANATOMIE ARTISTIQUE: DESCRIPTION DES FORMES EXTETRIEURES DU CORPS HUMAIN』(フランス語)の日本語版に未収録の図を追加掲載した「増補版」です。
『美術解剖学 ANATOMIE ARTISTIQUE: DESCRIPTION DES FORMES EXTETRIEURES DU CORPS HUMAIN』は、130年前に出版されて以降、美術解剖学の教科書としてずっと読み継がれています。110以上の図が並べられ、文章は付属物としての位置づけですので、図だけ見ていただいてもOK。文章を読めば、より理解が深まります。
本書は、美術解剖学の専門家が日本語に翻訳した内容充実の本です。実際に解剖も行っている訳者は、その正確さから、「一生使える教科書」と紹介していて、美術解剖学の金字塔とも言える本です。
人体を描くことを生業にしている画家、彫刻家、漫画家、イラストレーター、アニメーター、CGアーティスト、ゲームクリエーター、デザイナーはもちろん、日常診療で人体に触れている医師、理学療法士、鍼灸、柔整体関係の方々にもぜひ読んでほしい1冊です。