【記事】
みんなが待った『臨床手順』の便利なポケット本が完成
医療に作業療法が導入されてから約60年。様々な疾患に対する作業療法の手順を簡明にまとめた書籍は皆無である。そのため若手OTは「何を,どの順番で行えばよいのか」と悩むことが非常に多い。これは,同じ疾患でも患者ごとに違いが大きく,臨床手順を一元化するのが難しいことに加え,養成校でも活用場面に応じた評価・アプローチを学ぶ機会が少ないためである。
本書はこの課題を打破し,「誰もが一定水準の作業療法を提供できる」ことを目指して構築された究極の一冊である。そこには疾患別の評価・アプローチを順序立てて整理し,さらにカルテ記載や他職種との情報共有といった日常業務の流れも解説。臨床の“モヤモヤ”が明確になり,自信をもって結果を出せる,まさにパーフェクトな一冊である。