なぜトランスジェンダーは生きにくいのか 20歳大学生の当事者が語る不都合な真実
【目次】
第1章 自分で生きにくくしている当事者たち
第2章 「思うようにいかない」のはみんな一緒
第3章 僕の仕事は「前例」をつくること
第4章 カミングアウトは本当に必要なの?
第5章 「LGBTQ」という言葉をなくすために
あとがき これは終わりではなく、問いの始まり
【記事】
13歳でカミングアウト、15歳で起業、20歳で初出版。LGBTQ当事者が現在生きるすべての人々に投じる一石!
LBGTQの話をしていると「普通」という言葉が使いにくい。そんな場面に出会いませんか? たとえば「非当事者」という意味で「普通の人」というと、途端に「じゃあ当事者は普通じゃないのか?」とクレームが入る……おそらく容易に想像できると思います。しかし、これが非当事者だけではなく、当事者からの「使いにくい」という声であったら……いかがでしょうか。
本書の著者は、中学時代、制服のスカートを穿けなくなったことから、市内で初めて男女同じ制服改革のきっかけとなりました。さらに15歳で起業し、現在は小学校~大学までの教育機関のほか、自治体、学会、大手企業にて講演をおこない、「トランスジェンダー」や「LBGTQ」といった枠を超えて活動しています。
そんな著者による提言は、当事者の本音を通り越し、非当事者の立場も尊重した非常にバランスがよく、かつ斬新な内容です。
本当の多様性社会を作るために、ここで一緒に考えてみませんか?