【記事】
鍼灸の安全性向上に資するガイドラインの最新版!
(公社)全日本鍼灸学会・安全性委員会が2020年に策定した『鍼灸安全対策ガイドライン』は,国内における鍼灸施術の安全確保において重要な指針として活用されてきた.本書は,5年ごとの見直し方針に基づき,最新の知見と現場の実情を反映して改訂されたものである.
【改訂のポイント】
・施灸の禁忌および要注意部位の見直し
・気胸,抜針困難,折鍼などのリスクへの対策の充実
・低周波鍼通電療法に関する安全対策の再検討
2024発行された『鍼灸安全対策マニュアル』と併用することで,より安全かつ効果的な鍼灸治療の実践が可能となる.
鍼灸師,教育者,学生,研究者にとって,臨床および教育現場での安全性向上に資する必携の一冊である.