【目次】
Caseパート
1 CT で止血できますか?:e FAST陽性ショック ~見える化より,生きる化
2 CTの情報を適切な止血につなげるためには? ~CTで得られること,CT で失うこと
3 小さな血腫のその奥には?:シートベルト損傷 ~大胆と繊細を使い分ける
4 This is trauma surgery ! 情報のない世界で一歩踏み出すために必要なこと
~内因? 外因? 不明な状況から開胸に至るプロセス
5 日本では少ない鋭的損傷への対応に必要な知識 ~刺傷をみたときの5 つのポイント~
6 牛に背中を突かれ,胸腔内・腹腔内ともにeFAST 陽性 ~「もー,困った」:開胸or 開腹?
7 患者の背景によって止血方法を変えるべきか? ~外傷は患者を選ばない,医師は患者を選べない
8 Time is money! 損傷臓器すべてのトータルリスクを下げるために ~頭部外傷に対する手術or 脾損傷:Which is first ?
9 鈍的肺挫傷・肺気瘤で手術が必要となる稀な症例を見逃さない ~Looking for Zebra?
10 鋭的胸部外傷:いつ開ける? どう開ける? 肺門部クランプという魔法の杖 ~胸腔ドレナージ→開胸へ至るプロセス
11 止血超難関損傷:開放性骨盤骨折 ~開いてしまったパンドラの箱
12 経皮的大動脈内バルーン遮断(REBOA)は決定的止血ではない ~見た目の血圧上昇と止血,どちらが大事ですか?
13 重症肝損傷を目の前にして,Pringle法でコントロールできる出血とできない出血を冷静に見極められるか?
14 鋭的頸部損傷(penetrating neck injury)で特に注意すべきこと:まず気道確保! からスタート
~患者と家族に「クビ」と言われないように
用語解説パート