すべての言動には「理由」がある。介護現場ですぐに使える30のヒント マンガでわかる介護職のための認知症ケア
【目次】
CASE01 何度説明してもわかってもらえません
CASE02 認知症の人はどうして困らせることばかりするのでしょうか?
CASE03 なぜ私だとうまくいかないの?
CASE04 介護拒否されるときは、「認知症だから」と諦めた方がいいでしょうか?
CASE05 利用者が不穏になったら、どうしたらいいかわかりません
CASE06 認知症がある人の行動の理由がわかりません
CASE07 デイサービスで帰りたくなるのは、なぜでしょう?
CASE08 レクに参加しないのは意欲の低下のせいでしょうか?
CASE09 ご飯を食べる量が減っています
CASE10 お風呂に入ってくれません
他30
【記事】
認知症の方のよくある言動の理由を探り、最適なケア方法を解説
認知症の方のよくある行動の事例30をマンガで紹介。
認知症の方の行動をどのように見立てるか、どのように理由を探ればよいかを解説し、適切なケアを提示します。
これまでの認知症ケアでは、「認知症があると、認知症が原因で意味不明な行動をする」という捉え方が主流でした。暴言や暴力があれば意識レベルを下げる薬を投与し、介護に抵抗すれば身体拘束をするということが、致し方ないこととして選択されてきました。しかし、認知症の方の行動には理由があり、関わる人の態度や考え方、物の見方、捉え方が変わればそのケアの方法も変わります。
ケアの方法「手立て」は、「見立て」に左右されます。介護の現場では、まだまだ知っている「手立て」を根拠なくあれこれ試すということも少なくありません。
ステレオタイプ化した対処療法を提供するだけでは不十分です。関わる人の「見立て」の力が向上すれば、「手立て」(ケアの方法)も適切なものになります。
本書では、「見立て」の力を高める内容を提供し、その先にいる認知症当事者の方々に「最適な手立て」をお届けします。