満月が欠けている ―不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと―
【目次】
第1章 まだ本番ではない
第2章 自分の一部が壊れた
第3章 今日は患者の君の目を診る
第4章 満月が欠けている—瞳を巡る短歌—
第5章 誰も他人のことは分からない
第6章 天国に格差はある?
第7章 弱さが強さに反転するという夢
【記事】
本書は著者による「瞳を巡る短歌」の解説「満月が欠けている」、著者の緑内障の主治医・後藤克博氏との対談「今日は患者の君の目を診る」、長年の友人で精神科医である春日武彦氏と病気、生と死について語り合った「天国に格差はある?」を収録する。穂村弘入門としてお勧めしたい1冊。