【記事】
超高齢社会に至ったわが国で,いま必読の1冊
*安全を優先するあまりに,高齢者に行動をがまんしてもらう
*高齢者の能力を低く見積もり,手厚い看護計画を立てる
*意思表示は難しそうと判断し,高齢者の家族にだけじっくり話を伺う
高齢者や認知症のある人への看護・ケア場面で,このような対応をみかけることはありませんか。
対象が成人患者であれば取らないであろう方法で,高齢者の看護・ケアにあたってしまう場面が,病棟や在宅,施設でみられているかもしれません。
よかれと思った看護・ケアでも,倫理的視点から振り返ると,見直すべきかかわり・課題が浮かび上がってくる場合があります。
医学的対応に限らない,日々のケアにみられる日常倫理をとらえなおす
そのきっかけに,またその手引きに,本書をぜひお役立てください。