【目次】
新時代の臨床糖尿病学(下)―診断と治療の進歩―
序文
VI 糖尿病治療総論
1.糖尿病治療の目標
2.患者QOL の評価法
3.糖尿病治療支援
4.糖尿病療養指導士の役割
VII 食事療法
1.食事療法の目的と意義
2.日本食品標準成分表2020 年版(八訂)を用いた
食事エネルギーの計算方法
3.総エネルギー摂取量,栄養素摂取量の目安
4.食品交換表
5.合併する病態における食事療法の設定
(1) 糖尿病関連腎臓病
(2) 高血圧症
(3) 継続的な減量のための食事療法のポイント
VIII 運動療法
1.運動療法概論
2.運動処方の実際
IX 薬物療法
1.血糖降下薬(インスリン以外)の選択の仕方
2.各種血糖降下薬(インスリン以外)の作用,使用上の注意など
(1) ビグアナイド薬(メトホルミン)
(2) スルホニルウレア薬,グリニド薬
(3) α-グルコシダーゼ阻害薬
(4) チアゾリジン薬
(5) DPP-4 阻害薬
(6) SGLT2 阻害薬
(7) イメグリミン
(8) GLP-1 受容体作動薬の血糖降下作用と臓器保護作用
(9) GIP/GLP-1 受容体作動薬の有効性と安全性
3.インスリン製剤の種類と特徴
4.1 型糖尿病のインスリン治療(ポンプ療法以外)
5.インスリンポンプ療法
6.2 型糖尿病のインスリン治療
7.開発中の血糖降下薬の現状
8.糖尿病患者における降圧薬の使い方
9.糖尿病患者における脂質異常症治療薬の使い方
10.開発中の肥満症治療薬
X その他の治療法
1.減量・代謝改善手術
2.1 型糖尿病発症予防薬
3.膵臓,膵島移植
4.膵島細胞療法および膵島再生医療
XI 合併症ならびに併発症
1.急性合併症の病態,診断,治療
(1) 高血糖緊急症
(2) 低血糖
2.慢性合併症の病態,診断と治療
(1) 糖尿病合併症―発症・進展の分子機序―
1) 糖尿病網膜症の疫学,成因,病期分類
2) 糖尿病網膜症の治療
3) 糖尿病に起因する眼障害(網膜症以外)の診断・治療
(2) 糖尿病性腎症
1) 糖尿病性腎症,糖尿病関連腎臓病の概念と疫学
2) 糖尿病性腎症の病因・病理・病態
3) 糖尿病性腎症病期分類
4) 糖尿病性腎症の治療
(3) 糖尿病神経障害
1) 糖尿病性神経障害の疫学,成因,診断
2) 糖尿病性神経障害の治療
(4) 糖尿病と脳卒中
(5) 糖尿病と冠動脈疾患
(6) 糖尿病と閉塞性動脈硬化症
(7) 糖尿病足潰瘍・壊疽
XII 糖尿病の併存症
1.骨病変
2.糖尿病併存疾患としての歯周病の病態と
糖尿病との相互関係
3.糖尿病と認知症
4.フレイル,サルコペニア
5.肝臓疾患(NAFLD/NASH)
6.悪性腫瘍
7.心不全
8.睡眠障害
9.糖尿病とうつ病
10.糖尿病の皮膚病変
11.感染症
XIII ライフステージ別糖尿病
1.新生児糖尿病,小児糖尿病,思春期糖尿病
2.妊娠時の糖尿病管理
3.高齢者糖尿病
XIV 特論
1.臓器間神経ネットワークによる糖・
エネルギー代謝の制御
2.ゲノム医療の進歩と糖尿病医療への応用
3.腸内細菌と糖尿病
4.嗅覚系による代謝調節機構
5.脳科学の視点を活かす2 型糖尿病・肥満症診療
6.診療録データベースを用いた糖尿病研究
7.NDB を用いた糖尿病研究
8.AI を用いた糖尿病研究
9.デジタルヘルスケアと糖尿病発症予防
10.デジタルヘルスと糖尿病治療
11.周術期血糖管理のあり方
12.急性期病院における糖尿病診療の問題点
13.災害時の糖尿病診療
14.スティグマとアドボカシー―We advocate change―