【記事】
慢性腎臓病(CKD)の患者数は多く,CKD・末期腎不全(ESKD)診療の重要性は高まっている.また腎臓病患者の診療では臨床検査が欠かせず,検査値の解釈には注意が必要である.本書ではCKD・ESKD診療の場で用いられる臨床検査に焦点を当て,保存期CKD・透析・腎移植患者のそれぞれに対する検査値の読み方をわかりやすく解説.各検査項目の腎機能別の基準値・測定法はもちろん,“どんな時にこの検査を行うのか?” “患者の腎機能を踏まえて検査所見をどのように解釈するのか?” “どのように原因診断を進めるのか?” そして“次にどんな治療・アクションが必要か?” その一連の流れをエキスパートが網羅的に解説している.腎臓・透析の専門医のみならず看護師,臨床工学技士などの透析室スタッフ,腎臓病患者を診る一般内科医にとっても間違いなく役立つ必携 “CKD・透析・腎移植” 臨床検査ガイド.