【記事】
その「よかれ」、逆効果になっているのかも?
患者の4~5人に1人が医療者の言動を不快に感じ、相談をやめている?!
医療者による関わり(言動)は、患者・家族の心身の状態や健康行動に少なからぬ影響を及ぼします。時に「よかれ」と思っての行為が逆効果になることも。
対策は、まずそうした現状を知る・自覚すること、そして、正しく意図が伝わるよう変換する術を身につけることです。
本書では、著者の調査研究で得られた言説をもとに、患者らがどのような言動に傷つくか、エンパワメントされるかを対比させつつ具体的に示し、どうすれば正しく伝わるかを分析します。
自身の対応を振り返る、あるいは自信をもって継続することにつながるほか、他職種による不適切な対応の場面に遭遇したときにどうフォローすればよいかを考える糸口にもなります。