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薬剤性肺障害の診断・治療の手引き第3 版 2025

日本呼吸器学会 薬剤性肺障害の診断・治療の手引き 第3版作成委員会・編

出版社

メディカルレビュー社

発行日

2025/04/01

判型

B5

ページ数

133

ISBN

978-4-7792-2882-7

本体価格 3,800円
(税込価格 4,180円)

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【目次】
第Ⅰ章 薬剤性肺障害の基礎知識
第Ⅱ章 薬剤性肺障害の診断・検査
第Ⅲ章 薬剤性肺障害の治療と予後 
第Ⅳ章 薬剤性肺障害の臨床病型と主な原因薬剤 
第Ⅴ章 各種の薬剤による肺障害 
第Ⅵ章 医療連携
第Ⅶ章 医薬品副作用被害救済制度
第Ⅷ章 薬剤性肺障害が疑われた際の文献検索の方法
索引
【記事】
薬剤性肺障害は,「薬剤を投与中に起きた呼吸器系の障害のなかで,薬剤と関連するもの」と定義されます。薬剤性肺障害が注目される契機となったのは,分子標的薬gefitinib が世界に先駆けて上市された2002 年です。同薬による薬剤性肺障害が多発し社会問題化したため,日本呼吸器学会(JRS)は2006 年4 月,『薬剤性肺障害の評価,治療についてのガイドライン』を発刊しました。その後も,新規薬剤による薬剤性肺障害が増加し,mTOR 阻害薬にみられるような新たな病態も出現したため,2012 年5 月,ガイドラインから『薬剤性肺障害の診断・治療の手引き』とリニューアルが図られました。新たな分子標的薬や生物学的製剤などの開発,市場投入は留まるところを知らず,2014 年には免疫チェックポイント阻害薬(ICI)nivolumab が販売開始となりました。目まぐるしく変わる市場を背景に,2018 年11 月,JRS は『薬剤性肺障害の診断・治療の手引き第2 版』を発刊しました。近年,新規のチロシンキナーゼ阻害薬やICI の開発は目を見張るものがあり,ICI による免疫関連有害事象(irAE)という新たな病態も登場しました。さらに,2020 年に発売された抗体薬物複合体であるtrastuzumab deruxtecan は,重篤な薬剤性肺障害を惹起することで知られています。このような背景から,この度『薬剤性肺障害の診断・治療の手引き第3 版』を発刊する運びとなりました。本書では,薬剤性肺障害に関する最新の知見を反映させるとともに,日常診療での参考になるよう一般医家向けの記載も充実させました。薬剤性肺障害の診断に際しては,すべての薬剤は肺障害を起こす可能性があることを念頭に置き,まず疑うことが重要です。多種多様な薬剤を扱う臨床医は薬剤性肺障害に遭遇する可能性が高く,肺に異常陰影の出現をみた場合,必ず鑑別しなければならない病態です。呼吸器内科医のみならず,あらゆる診療科の先生方に『薬剤性肺障害の診断・治療の手引き第3 版』をお手元に置いていただき,早期の発見と対応にご活用いただけたら幸いです。

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