【記事】
がん患者に対する薬物療法においてはさまざまな症状が生じるため,原因を見極めて対処していくことが重要となる。本書はがん専門薬剤師が中心となり,症状別のアセスメントに必要な基礎知識だけでなく、ケーススタディをもとに具体的な思考プロセスや問診・服薬指導のポイントを会話形式で解説し,薬剤師の包括的な介入プロセスをまとめている。薬薬連携・医薬連携の実践例として患者フォローアップやトレーシングレポート作成のコツなどを取り上げ,がん治療に携わるうえで知っておきたいテーマを補足するコラムも充実している。薬剤師が臨床現場で専門性を発揮するために役立つ必携書!