【記事】
入院・外来治療が中心の精神科医療において、近年、保険診療上の問題が解決され在宅診療も可能となり、実施する医療機関も増えてきている。生活状況を見ることができる在宅診療は、入院・外来治療より的確な治療が可能となることも多く、また、通院困難・拒否、受診拒否のケースへのアプローチとして極めて有用である。本書は、精神科患者への在宅診療の臨床的意義や技法をわかりやすく解説するとともに、様々なケースを示し、保健、医療、福祉機関との連携による、有効なアプローチ、治療、支援を探る。精神科在宅医療に携わるすべての方へ!