【記事】
小児脊椎疾患(脊柱側弯症,斜頚,脊椎分離症,椎間板ヘルニア,終板障害)についてイラストや画像とともに読みやすく解説しており,短時間で理解が深まる内容.小児脊椎疾患は症状が成長過程に影響を及ぼすため,早期発見が重要.2016年からは運動器検診が開始され,多くの小児が整形外科や小児科を訪れる機会が増えたと考えられることから,本書では保護者など一般の方にもわかりやすい平易な記述で解説している.以前から通じ合う考え方をもつ執筆者の2人が,それぞれの専門性を発揮し本書を完成させた.タイトルの“ミカタ”は,本疾患を扱う医療従事者にとっては,“診かた”,“見かた”であり,未来ある子供たちにとっては“味方”となるようにという思いが込められている.