【記事】
摂食症(摂食障害)の治療や支援において、家族の果たす役割は非常に大きいといわれています。
本書では、摂食症の家族教室(家族会)での家族の声に応え、家族が疑問に思っている点をQ&A形式でわかりやすく解説しました。家族教室「虹の会」で実際に話し合われた300を超える質問の中から、115の質問を厳選しました。そして、多岐にわたる質問をカテゴリー別に分類し、知りたい情報にアクセスしやすい工夫をしました。
基本的な知識を得られる質問もあれば、もっと踏み込んだ、家族の事例として具体的に困ったことを相談している質問もあります。そのような相談については、さまざまな角度からその場で回答したライブ感あふれるものになっています。幼い子や思春期の子、成人した30歳近い子どもなど、幅広い年代の子を持つ親たちの道しるべになる一冊です。
家族のほか、学校や医療現場などで支援にあたっている方々にも、役立つ内容です。