マリアンヌ先生のダウン症のある子どもたちの手の器用さを育てるガイド 日常生活で楽しく取り入れる活動BOOK 原著第3版
【目次】
第1章 手指スキルの発達モデル
第2章 今のレベルから積み上げていく:段階的に学習する
第3章 ダウン症児の微細運動の発達
第4章 ダウン症のある赤ちゃんの初期の動作
第5章 手のスキルの1つめの土台:安定性
第6章 手のスキルの2つめの土台:両手の協調性
第7章 手のスキルの3つ目の土台:感覚
第8章 手指の器用さ
第9章 日常生活スキル:学校で行う課題
第10章 日常生活スキルと自立生活スキル
第11章 感覚処理
第12章 両手を上げよう!
【記事】
ダウン症のある子のインクルーシブな療育・教育・生活支援のために0歳からできること
バイブル書となった『ウィンダーズ先生のダウン症のある子どものための身体づくりガイド』(三輪書店、2020年刊)に続く、ダウン症のある子どものための療育本 第2弾!
本書は、経験豊富な世界屈指の作業療法士による、ダウン症のある幼児から10代、成人の方までを対象とした、遊び、学業、日常生活に必要なスキルを発達させるための実用ガイドブックです。
身だしなみを行う、図形や字を書く、ハサミを使う、家事を行う、趣味を楽しむ、コンピュータ・アプリを活用するなどの、微細運動を伴う日常生活スキルを身につけるためには、0歳からその基盤(土台)となる要素である安定性、両手の協調性、感覚を育てることが重要であることを家づくりに例えた「家モデル」を使って、わかりやすく解説しています。そして、その基盤作りとして日常生活に組み入れることができる遊びや練習活動、基盤をもとにした具体的なスキルの身につけ方、日常生活や学校・社会的文脈においてこそできるスキルの習得の方略について、ダウン症のある人々が可能性を最大限に引き出せるよう、具体的に、段階的に解説しています。
活動や練習で子どもたちをやる気にさせるためのアドバイスやダウン症の医学的症状が微細運動スキルの習得と発達に与える影響についてまでも記載されており、保護者、教師、療法士の方は、手元に置いておくべき1冊です!字を書くための練習用オリジナルワークシートの付録もついています。