【記事】
オープンダイアローグから始まった実践であり,哲学である〈ダイアローグ〉。その応用実践の一つがダイアロジカル・スーパービジョンです。
スーパービジョンは,専門家教育のなかで指導者(スーパーバイザー)が被指導者(スーパーバイジー)に職務上の指摘や助言を行うことで,対人援助の世界で行われることが多いですが,北欧にはスーパービジョンの制度が根付き,対人支援だけではなく企業や組織のなかでも外部のスーパーバイザーがつき,コンサルテーションを行っています。
この本は,北欧のスーパービジョン文化とオープンダイアローグの哲学とが出会い,リフレクションから新しいダイアローグをどう育て,個々人の職業人生に生かしたらいいのかを詳細にまとめたものです。
対人援助職やその施設だけではなく,コミュニティ指導者や管理職などのリーダー,コンサルテーションを行っている方,スーパーバイザーなど多くの方に読んでいただきたい1冊になっています。