【記事】
精神科医にとってのてんかん診療はどうあるべきか? これはてんかんを専門とし精神病理学に通じた著者が問い続けてきたテーマでもある。てんかん診療は、現在、小児科、精神科、脳神経内科、脳外科が主に関わっているが、それぞれの科から見えるてんかん診療の姿は大きく異なっている。本書は、精神科におけるてんかん診療の視点から、医師が身につけたい技能、リエゾン場面において必要とされる知識など、著者ならではの豊富な臨床経験によって導きだされた実践的内容の論考を収載。てんかんをサブスペシャルティとして担う方はもちろん、この領域の臨床に関心をもつすべての人に向けて、てんかん診療のスキルを身につけることの魅力を存分に伝える。