人としてのセラピスト養成モデル 「私自身」をセラピーに生かすためのトレーニング
ハリー・J・アポンテ/カーニ・キシル・ 編著・福井里江・監
【目次】
第1章 セラピーのなかで自分を活かす「人としてのセラピスト(POTT)」モデル:トレーニングの理念
第2章 POTT プログラム:ステップ─バイ─ステップ
第3章 POTT において日誌を書くこと
第4章 POTT のプロセス:ライニーの事例
第5章 POTT のプロセス:「助け人」の事例
第6章 ファシリテーターについて
第7章 POTT をあなたの環境に取り入れるには:適用と修正
第8章 さまざまなメンタルヘルス領域に通じるPOTT の基本理念:「あなた自身の臨床的判断を使いましょう」
第9章 POTT モデルのスーパービジョン
【記事】
どのようなアプローチを用いようとも、セラピーの上で最も重要なのは、クライアントとセラピストの関係性である。本書では、ひとりの人間として、専門家として、セラピストが積極的に自分自身を活かすためのトレーニングモデルを提唱。「自分を知る」、「自分にアクセスする」、「自分を調整する」というプロセスを経て、自分自身の弱さや葛藤体験を、クライアントのために、セラピーの資源として使えるようになる道筋を示す。精神療法、家族療法、対人援助に携わる人、およびその養成に関わる教員やスーパーバイザー必読の書。