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PEPARS No.213[9月号]下眼瞼の美容外科

出版社

全日本病院出版会

発行日

2024/09/15

ISBN

978-4-86519-913-0

本体価格 3,000円
(税込価格 3,300円)

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【目次】
膜とスペースで理解する下眼瞼の臨床解剖 山脇 孝徳
下眼瞼の手術の際に,組織の分離,剝離は初学者には術野の狭さから,教科書などで実際に写真を見て学習することは困難である.本稿ではその難しさを打開するために,高い質の写真と,十分な数のイラストによって“見える”下眼瞼の解剖を目指した.
下眼瞼形成術の適応と選択
赤嶺 周亮ほか
下眼瞼形成術は膨らみ,くぼみ,タルミ,色調などの要素を考慮して術式の適応を判断する必要があり,単一治療では十分な治療効果が得られないことも多々ある.本稿では各要素において適応となる治療について解説する.
表ハムラ法
小室 裕造
下眼瞼のハムラ法における眼輪筋の剝離と縫合,眼窩脂肪の固定などの工夫を紹介し,また下眼瞼後退・外反をきたさないための注意点について解説する.
表ハムラ+α法 前多 一彦
眼窩隔膜のみを骨膜に固定し眼窩脂肪に自由度を与える「表ハムラ+α法」は外反リスクを軽減し,低侵襲でtear troughの改善や,涙袋形成と外側骨膜固定により理想的なオージーカーブを形成する.
経結膜的眼窩脂肪移動術(通称:裏ハムラ法) 百澤  明
経結膜的眼窩脂肪移動術の際,術野の展開が悪い症例では眼窩脂肪弁の移動・固定が困難なことがある.このような場合の工夫について,いくつかの方法を紹介した.
経皮アプローチでのグラマラスライン(下眼瞼下制術) 福田 慶三ほか
経皮アプローチによるグラマラスライン形成術は上眼瞼の腱膜前転による眼瞼下垂修正手術のミラーイメージと言える.
骨膜下ミッドフェイスリフト 田中哲一郎
下眼瞼のシワ・変形の根本的な原因は中顔面の下垂と顔面組織量の減少である.中顔面を骨膜下で剝離し引き上げた後,脂肪移植を行っている.
経結膜的眼窩脂肪切除と脂肪注入の組み合わせによる下眼瞼形成術 水谷 和則
下眼瞼の脂肪注入は座位で注入部位や量を調節し,表面の不整や笑顔時の膨らみなどの合併症を回避している.注入脂肪はCRF,Micro CRF,Nanofatの3種類を目的別に使用する.
下眼瞼の修正手術 石原 信浩
皮膚切除による不足を補う修正手術においては,植皮を縫合する細かな技術以上に,癒着を十分に剝離して解除することが重要である.
下眼瞼におけるフィラー注入後遺症としてのしこり摘出手術の実際 野本 俊一
下眼瞼におけるフィラー注入後のしこり形成は多くの患者で悩みの原因となっている.本稿では外科的治療としてのしこり摘出手術の詳細について紹介する.

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