改訂版 真に役立つ研究のデザインと統計処理―統計学の論理的なストーリーを理解する
【目次】
1章 研究のデザインと妥当性
2章 記述統計
3章 確率分布と標本抽出
4章 ノンパラメトリック検定を用いた2つの条件間の代表値の比較
5章 パラメトリック検定を用いた2つの条件間の代表値とばらつきの比較および区間推定
6章 3つ以上の条件間の代表値の比較
7章 多要因の実験デザインと分散分析
8章 出現頻度と比率
9章 2変数間の関連の強さ
10章 その他の有用な方法
付 録
付 表
【記事】
統計学的なデータ解析、理解できていますか?
入門書では省略されがちな「統計の論理の筋道(ストーリー)」を理解することで、統計を正しく活用することを目指した本書。その特徴は、第一に数学を十分学習していない方でも統計学的なストーリーを読み解けること、第二に入門書であると同時に実際的な問題にもある程度対処できるような実用性をもつこと、第三に本書で十分にカバーされていない問題に対する道標となることです。数式等、難解な記述に偏りすぎないよう配慮しつつ、本格的なデータ処理に必要な統計学的考え方、多種の解析方法について図を多用し、わかりやすく解説するよう工夫されています。
第1版の発行より十数年が経過し、改訂にあたり、新たにいくつかの解析法を加えて内容を充実させ、また各ページに用語解説欄を設けて、さらに読みやすくなるよう心掛けました。