【目次】
特集 病気未満のアディクション
適応と依存症のあいだ
■巻頭に 仕事に就いていると調子が良い
■特別企画 病気未満のアディクション——適応と依存症のあいだ
●総論
現代の暮らしと病気未満のアディクション
社会の傷とこころの穴
この社会の中で依存することの意味
病みながら生きることの意味
——オルタナティブとしての「回復」カルチャー
●適応と依存症のあいだ——どう捉えるか
リスカ、オーバードーズ、パパ活にハマってますけど何か?
アルコール依存症を予防する
——病気未満にとどめるために社会がすべきこと
OD以外の逸脱を恐れている彼女たちの雲隠れアディクション
「ギャンブル」問題の“森”を理解する
——疾病モデルを超えた新たな視点へ
ゲーム行動症は病気なのか?
——外来治療プログラムを通じて
●支援現場の風景
「問題解決しない事例検討会」がひらくアディクション支援
——成果主義と問題解決思考からの脱却
「このあたりが好きなただの人」になりたい
——私の目に映る生活保護支援の風景
教材作りの「旅」で見えた景色
——依存症を専門としない教育工学者の目にどう映るのか
児童精神科の風景
救急外来・総合病院リエゾンの風景
●エピローグ
ライ麦畑といちご畑を見渡して
■論説
人工妊娠中絶を受けた人の声に耳を傾ける
■エッセイ
私たちは「アルコール」とどう向き合っていくのか?
——薬物依存症当事者とアルコール関連問題の家族、双方の立場から
■連載
アタッチメントを学ぼう——関係性の理解と支援(12)
【最終回】アタッチメントと文化
性暴力とわたしたち——未来を生きるレジリエンス(4)
男性の性被害と子どもの性被害
ケアを支える言葉と対話——こころを診る、そのまえに(5)
診断の不確実性に自覚的になる
こころとキャリアの羅針盤——働く人と職場を支える(8)
休職者に対する職場復帰支援
みえているけど“気づかないこと”——ナラティヴの向こう側(7)
「問題」が手放されるとき
■ほんとの対話
ハーマン『真実と修復』
藤原正範『罪を犯した人々を支える』
■こころの現場から
普通じゃない(弁護士事務所)
セラピストのこころを育てる(私設心理相談)
■伝言板