エビデンスに基づく IPMN国際診療ガイドライン[日本語版](2024年版)
国際膵臓学会ワーキンググループ [代表:大塚隆生]・著
【目次】
1 緒言
2 膵囊胞の頻度
3 分類
4 病理学的側面
5 診断のための諸検査
6 リキッドバイオプシーサンプル中の分子マーカーの検索
7 IPMNの外科的切除
8 非切除IPMNの経過観察
9 併存膵癌
10 多発性IPMNの管理
11 IPMNの化学療法,放射線療法およびアブレーション療法
12 IPMN切除後の経過観察
13 膵癌の家族歴の影響
14 膵外臓器の腫瘍
【記事】
国際学会での議論を経て策定された診療ガイドラインをアップデートし、現在の理解に基づいた推奨を提示
改訂の主眼は以下の5点である。①high-risk stigmata (HRS)とworrisome features(WF)の改訂、②IPMN非切除例の経過観察の結果、③IPMN切除例の術後経過観察の結果、④病理学的側面の改訂、⑤嚢胞内容液の分子マーカー研究の成果の最新情報の組み込み。これらの点に関して系統的なレビューを行って各々を別個に出し、エビデンスに基づく推奨を提供した。