自閉症とその他の神経発達症のESSENCE(エッセンス)
【目次】
第1章 ESSENCE(エッセンス)って何?
第2章 注意欠如・多動症(ADHD)、不注意、衝動性と落ち着きのなさ
第3章 自閉症
第4章 発達性協調運動症(DCD)
第5章 話し言葉と言語の障害
第6章 知的発達症(ID)および学習上の問題
第7章 限局性学習症(学習困難)
第8章 トゥレット症およびその他のチック症群
第9章 選択性緘黙(場面緘黙)
第10章 回避・制限性食物摂取症(ARFID)
第11章 反応性アタッチメント障害(RAD)および脱抑制型対人交流障害(DSED)
第12章 小児急性発症神経精神症候群(PANS)および溶連菌感染症関連小児自己免疫性神経精神疾患(PANDAS)
第13章 行動表現型症候群(BPS)
第14章 神経疾患および神経障害
第15章 ESSENCE:3件の症例報告
第16章 ESSENCEとともに歩む人生:小児期以降
第17章 ESSENCEセンター
【記事】
児童精神医学の泰斗、クリストファー・ギルバーグ教授が提唱した、神経発達障害のある子どもの早期の状態、またその見極め方であるESSENCE(神経発達的診察が必要になる早期徴候症候群)。
本書では、ESSENCEの概念をはじめ、各症候群の状態像を概説した上で、具体的な事例を症例説明の形で示し、さらに、それぞれのライフステージにおけるESSENCEの影響までを解説。
従来のカテゴリー診断の限界を踏まえ、症状の共有や診断の併存が「ルール」であるという視点を提供し、包括的なアセスメントとそれに基づく早期の支援/介入/治療の必要性を説いた一冊。