【目次】
特集 補体と腎疾患:温故知新
巻頭言 化学物質と腎障害:毒性学の重要性
序文 第二の変革期を迎えた補体標的治療薬とその未来
補体系の基本的な理解のために
補体学の歴史―レクチン経路の発見も含めて
生物の進化と補体
補体経路と制御機構
自然免疫系と獲得免疫系における補体の役割
好中球と補体系
補体と凝固系のクロストーク
補体欠損症と感染症
補体関連検査
補体が関連する腎疾患の腎病理
腎疾患における補体と病態生理
急性糸球体腎炎
全身性エリテマトーデス/抗リン脂質抗体症候群
溶血性尿毒症症候群(STEC‒HUS,aHUS)
膜性増殖性糸球体腎炎/C3腎症
ANCA関連血管炎
腎移植:移植腎病理からの補体
発作性夜間ヘモグロビン尿症
腎疾患への抗補体薬の作用機序と有効性
抗C5モノクローナル抗体
アバコパン
イプタコパン
ペグセタコプラン
症例
除脳硬直を呈したセフトリアキソンによる代謝性脳症に対して血液吸着で治療し改善した1例