【記事】
在宅医療に携わる医療従事者数は年々増加しています。ただ、在宅医療を始めるといっても、お金のこと、人材の確保、患者さん・ご家族からの質問への対応など、「一体どうすればいいの?」と戸惑う人も多いと思います。そのような中、本書では、著者の経験に基づいたノウハウをもとに、在宅医療の全体像や押さえておくべきポイントについて広く深く紹介しました。在宅医ならではの患者への寄り添い方などもたくさんのイラストがあることで、頭に入りやすいでしょう。
また、在宅フェローの学びの記録(ポートフォリオ)も紹介しているため、指導医が在宅フェロー(在宅医療プログラムの専攻医)の未経験領域を考慮して、適切な患者を割り当てられます。
在宅医療を既に行っている人も、これから始めてみたいと考えている人にも役立つ、肩ひじを張らずに読める温かい一冊です。