【目次】
特集 全身性疾患を見逃すな!
―内視鏡所見から読み解く―
序説 「見る」・「視る」・「診る」の違いを知ろう
I.食道病変を生じる全身性疾患
●食道の多発表皮剝離・水疱性病変―自己免疫性水疱症(天疱瘡・類天疱瘡)―
●中下部食道に優位な剝離性食道炎―薬剤性食道炎―
●難治性逆流性食道炎―全身性強皮症―
●口内炎を伴う多発打ち抜き様食道潰瘍―Behçet病―
●リンパ節腫大を伴う良性食道潰瘍―結核―
●多発する粘膜下腫瘍・壁肥厚―Alport症候群に合併した食道平滑筋腫症―
II.主に胃病変を生じる全身性疾患
●慢性腎臓病患者のびまん性顆粒状白色調胃粘膜―胃十二指腸ランタン沈着症―
●鼻出血を頻発する多発胃血管拡張症―遺伝性出血性末梢血管拡張症―
●ピロリ菌未感染の前庭部多発潰瘍―NSAID潰瘍―
●ピロリ菌未感染・非薬物性の打ち抜き様胃潰瘍―サイトメガロウイルス感染症―
●青年~中年のAGML様胃潰瘍―梅毒―
●胃に多発する鮮やかな発赤調隆起―HIV感染症に伴うKaposi肉腫―
●なだらかな胃粘膜下腫瘍様病変―ALアミロイドーシス―
●なだらかな辺縁隆起を伴う胃陥凹病変―サルコイドーシス―
III.主に十二指腸・小腸病変を生じる全身性疾患
●十二指腸主乳頭の神経内分泌腫瘍―神経線維腫症1型―
●十二指腸の粘膜下血腫様隆起を伴う多発びらん―IgA血管炎―
●慢性炎症性疾患患者にみられる十二指腸顆粒状粘膜―AAアミロイドーシス―
●慢性下痢を伴う十二指腸・小腸絨毛萎縮―オルメサルタン関連腸症―
●小腸輪状潰瘍・小腸狭窄―NSAID小腸粘膜傷害―
IV.主に大腸病変を生じる全身性疾患
●下痢を呈する癌治療患者の大腸病変―免疫関連腸管有害事象・抗腫瘍薬起因性腸炎―
●下痢を呈する臓器移植患者の亀甲状大腸粘膜―GVHD関連腸炎―
●青銅色大腸粘膜―山梔子(サンシシ)による腸間膜静脈硬化症―
●青年~中年の直腸潰瘍―梅毒―
V.全消化管に病変を生じる全身性疾患
●下痢を伴う胃~大腸非腫瘍性多発ポリープ―Cronkhite-Canada症候群―
●密集食道glycogen acanthosisを伴う多発消化管ポリープ―Cowden病―
●口唇・指趾色素斑を伴う多発消化管ポリープ―Peutz-Jeghers症候群―
連載 内視鏡ビッグデータとICTを活用する
[第4回]ICTに関する内視鏡企業の取り組み―富士フイルム社―