【記事】
精神療法は難しい。医師にとっても苦手意識を抱く分野でもあります。精神疾患はガイダンスやエビデンスに沿って対応するだけでは診療はできず、医師それぞれの裁量で行われる範囲も大きいです。現代においては、日本だけでなく世界的にみても精神疾患を有する患者数は増加傾向にあり、臨床研修でも精神科は必須となっています。
本書は、長年精神科医として勤め、精神科医という仕事に魅力を感じ、今もなお日々邁進し続ける著者が、悩める精神科の若手医師や研修医に向けて、自身の経験をもとに、精神療法(精神科面接など)の身につけ方や進め方、精神病理学の学び方、そして精神科医自身のメンタルヘルスの保ち方などを紹介した1冊です。