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医師の「献身」ポーランド建国と草の根知識人 1890-1920

福元 健之・著

出版社

京都大学学術出版会

発行日

2024/03/31

判型

A5

ページ数

386

ISBN

978-4-8140-0512-3

カテゴリ
本体価格 4,800円
(税込価格 5,280円)

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【目次】
序章 医師からみるポーランド近代史
第一部地域医療の模索(一八九〇—一九一四年)
第一章「地方」に科学を伝える——ウッチ市の医師の歴史的位相
第二章 労働者家庭に介入する——医師の実践と構想
第三章 モラルと営利を両立する——医師の職業倫理
第二部 都市自治の追求(一九〇五—一九二〇年)
第二部の内容とねらい
第四章 都市の政治に参加する——失業者支援と市民委員会
第五章 制度を設計し、実行する——転機としての第一次世界大戦
第六章 子どもを保護する——再建期の食堂・国際支援・医師
終章 医師の「献身」の意味
【記事】
ポーランドのマンチェスターと呼ばれた多民族都市ウッチ。労動者家庭の子どもの貧困や結核、衛生問題と対峙した医師たちは、地方医療を牽引し、やがて自治体の行政に参画して新生国家の屋台骨を支えることになる。彼らは、何に、誰に「献身」したのか。医師の〈専門労働〉に着目し、国家再建史を医療史・衛生史から活写する。

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