新生児から成人期までに発症する特発性血栓症(EOT:early-onset thrombophilia)の診療ガイド
厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業 血液凝固異常症等に関する研究班・編・大賀正一・責任編
【目次】
BQ1 新生児から成人期までの止血血栓機構の特徴とその生理学的な変化は?
BQ2 新生児から成人期までの塞栓症と血栓症(embolism and thrombosis:ET)に関連する素因と環境要因は?
BQ3-1 EOTの特徴的な症状は?
BQ3-2 EOT それぞれの頻度と発症時期は?
BQ3-3 EOTそれぞれの合併症と予後は?
BQ4 ETを疑ったときに必要な臨床検査は?
BQ5 遺伝子検査の適応とその時期は?
BQ6 新生児から成人期までのETの治療戦略は?
BQ7 遺伝性血栓症発端者の望ましい血液凝固モニタリングは?
BQ8 遺伝性血栓症発端者の日常生活での注意点は?
BQ9 遺伝性血栓症の未発症病的バリアント保有者の日常生活での注意点は?
BQ10 遺伝カウンセリングで共有すべき情報は?
【記事】
胎児期から新生児期,思春期を経て若年女性に発症する特発性血栓症の診療に携わる医療従事者向けの包括的診療ガイド.厚労省血液凝固異常症等に関する研究班,日本産婦人科・新生児血液学会,ならびに一般社団法人 日本小児血液・がん学会の編集・協力で,子どもと家族を血栓症から守る治療管理を提供をするためのクエスチョンを設定し,国内外の文献や診療ガイドライン等を参考に回答する形式でエキスパートオピニオンをまとめた.