【記事】
研修医や腎臓を専門としない内科医にとって、水電解質/酸塩基平衡異常・腎機能の評価・体液量異常は、その病態の理解が難しく、取り組まなければいけないけれども敬遠しがち、すなわち「腎生理に脅迫される」状況と著者は考えます。そのような医師の方々に向けて、水電解質/酸塩基平衡異常・腎機能の評価・体液量異常に対応するための最低限の知識を本書では提供します。
読者の方々が、読み進めやすいように、知りたいこと(Question)をズバッと言い切り(Answer)、簡潔な説明を加えてまとめがある、というQ&A形式のスタイルをとりました。
近年注目を集めている、心腎連関・心腎症候群(CRS)に始まり、腎機能検査・腎生理・電解質異常・輸液療法・利尿薬からなる6章の構成で、読者が知りたいQuestion(とAnswer)を厳選し63掲載しました。これだけを知っていただければ、水電解質/酸塩基平衡異常・腎機能の評価・体液量異常に対応できるようになるでしょう。