【目次】
特集 「こころの病気」と呼ぶ前に
診断とは何だろうか
■巻頭に 睡眠のニューロダイバーシティ
■特別企画 「こころの病気」と呼ぶ前に——診断とは何だろうか
●臨床の現場から
精神療法からみた「診断とは何か」
思春期外来での臨床から
生活を支えるかかわりこそ―認知症診断後の対応
統合失調症の病名告知はどうあるべきか
―システムからの疎外に抗して
大人の自閉スペクトラムとは何だろうか?
ギャンブル・ゲーム・ネットへの依存を「診断」する功罪
身体面の検査で診断できない疾患を「診断」する功罪
●さまざまな視点から
精神医学の歴史から考える
精神鑑定における「診断」
病跡学から精神科診断について考える
スピリチュアルケアから考える―一個人であるということ
心理職の立場から考える
「統合失調症」という診断と「声が聞こえる」という体験
精神科診断のポテンシャルとしての暴力性
■論説
長期入院患者の退院意欲を取り戻す―「退院支援」という精神療法
■新連載
性暴力とわたしたち——未来を生きるレジリエンス(1)
自分の物語を語るということ
■連載
アタッチメントを学ぼう——関係性の理解と支援(9)
アタッチメントと病理・障害
みえているけど“気づかないこと”―ナラティヴの向こう側(4)
しんどさから抜け出すために
ケアを支える言葉と対話―こころを診る、そのまえに(2)
こころの傷を想像する
こころとキャリアの羅針盤―働く人と職場を支える(5)
若年層の適応支援とキャリア支援
■ほんとの対話
宮岡 等 編集代表『職場のメンタルヘルスケア入門』
平島奈津子『〈効果的な〉精神科面接』
津川律子、遠藤裕乃 編『まちにとけこむ公認心理師』
■こころの現場から
子どもの権利について、子どもと対話する(子どもアドボカシー)
お金のこと(私設心理相談)