【記事】
ACTを学ぶ初学者、すでに実践している臨床家にとって必読の書である『よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)』の改訂第2版がついに登場した。改訂というより新作と言えるほど増補改訂されており、60%以上が新しい内容で、残りも大幅に書き直され、ページも増大した(上下巻に分冊となった)。旧版にはなかった臨床ツール「チョイスポイント」が新たに追加されるなど、旧版以上に「明日から使える」要素が増えたアップデート。また、初学者がつまずきやすい点や誤解しやすい点について、丁寧な解説や配慮がさらに増え、より実践的になった。
一般的にわかりにくいと言われるACTをよりシンプルに——。ラス・ハリスが語りかけるような明快さで、ACTへの扉を開く。