【目次】
第1章 ● サーカディアンリズム 不思議をさかのぼる
1.地球と昼夜のリズム
2.花時計とミモザの研究
3.ネズミとムクドリ,人のリズム
4.アショフの時間隔離実験
5.リズムの所以を遺伝子に求めて
6.ショウジョウバエに至る道
7.メンデルとエンドウ豆
8.ボヴェリと馬の回虫 受け継がれる染色体
9.サットンとバッタ 染色体と遺伝子
10.モーガンとショウジョウバエ
11.ハエ部屋
12.時計遺伝子の発見
第2章 ● 近代神経生理学の夜明け イギリス・フォスターの研究室より
1.カタツムリの鼓動 鼓動の源
2.犬とカエルの筋血流
3.カエルと亀の心臓 自動能
4.刺激伝導系の発見
5.カエルとワニの心臓 心臓の神経支配
6.不随意神経系
7.情報を運ぶしくみ
8.まず脊髄から攻めよ
9.体性—体性(運動)反射の反射電位
10.シナプスのしくみ
第3章 ● 体性―自律神経反射を訪ねて 研究のはじまり
1.内臓を調節するしくみ
2.心を映す皮膚
3.汗の話
4.汗と指先の血流 交感神経活動
5.2種類の波 脊髄性反射と脳を介する反射
6.体性—交感神経反射電位とは
7.シェーファーの論文と矛盾
8.ハイデルベルク大学と頸部交感神経幹の実験
9.友との出会い
10.豪傑ヒルトン
第4章 ● 近代神経生理学の夜明け 感覚器と神経の電気活動
1.シュミットの研究 船旅からシナプス前抑制,痛みへ
2.五感
3.皮膚の感覚と受容器
4.神経線維の束
5.全か無かの法則
6.ラジオの真空管
7.ギャッサーの増幅器
8.感覚を伝えるしくみ
9.神経線維の分類
第5章 ● 体性―自律神経反射を訪ねて アメリカ編
1.キャノンとホメオスタシス,消化と心
2.火事場のバカ力
3.見かけの怒り
4.キャノンの弟子,日本へ
5.2つの反射電位
6.ソルトレークシティーとパール
7.頸動脈小体と洞神経
8.single—unit recordingsに挑む
9.故郷は遠きにありて
10.パールと侵害受容器
11.皮膚の神経,筋の神経
第6章 ● 体性―自律神経反射を訪ねて ドイツ編
1.居候と論文 その1
2.1本の自律神経線維の電気活動 その1
3.居候と論文 その2
4.分節性反射と全身性反射
5.延髄性反射と上延髄性反射
6.無髄の神経線維刺激による体性—交感神経反射
7.1本の自律神経線維の電気活動 その2
8.日本へ
第7章 ● 体性—自律神経反射を訪ねて 東洋医学のミステリー
1.小さな研究室
2.流行おくれの研究へ
3.皮膚から胃への反射
4.皮膚から膀胱への反射
5.皮膚から心臓への反射 その1
6.自律神経研究者たちの国際シンポジウム
7.高血圧ラット
8.皮膚から心臓への反射 その2
9.国際自律神経雑誌の創刊
10.カイロプラクティック
11.鍼灸との関わり
12.鍼と体性—自律神経反射
13.東西医学の融合
第8章 ● 体性—自律神経反射を訪ねて その後