【目次】
●巻頭対談 歴史に学び,他者に学び,先を読む
決断する力を身につける[前編]
救急医・総合診療医 寺澤 秀一
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救急医 佐藤 信宏
●特集1 救急医療のリベラルアーツ
救急医ルートの多様性と現実解[前編]
企画編集:佐藤 信宏(新潟市民病院 救急科)
1. 2年間も費やしてMPHってとる意味あるの!?
宮本 雄気(京都府立医科大学 救急医療学教室/医療法人双樹会 よしき往診クリニック)
2. 救急医がMBAホルダーになって見えてきたもの
安藤 裕貴(一宮西病院 総合救急部 救急科)
3. 実践的な教育力を磨きたければMHPE!
吉田 暁(新潟市民病院 救急科)
4. Ph.D.への挑戦が,ゼロからイチを生み出す力を向上させる
小倉 崇以(済生会宇都宮病院 救急・集中治療科/栃木県救命救急センター)
●特集2 ERスタンダード
心不全 「っぽい」の核心をとらえて,しっかり対応する!
企画編集:舩越 拓(東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 救急外来部門)
佐藤 信宏(新潟市民病院 救急科)
編集協力:香坂 俊(慶應義塾大学医学部 循環器内科)
【Part 1】「心不全っぽい」を見極めよう
1. ERで呼吸困難の患者をみたら
ABCDEアプローチからみる診療手順
渡邉 紀博〔新潟県立燕労災病院(済生会新潟県央基幹病院)救急科〕
[コラム1] 呼吸困難で来ない心不全患者
非典型例に対応するための転ばぬ先の杖
井桁 龍平(国際医療福祉大学成田病院 救急科)
[コラム2] 原則,入院前提でいいのか?
急性心不全における転帰の判断指標,循環器内科との連携の鍵
坂上 達也(公立昭和病院 救急科)
【Part 2】「心不全」としてやってみよう
2. 循環生理:臨床医にとってホントに大事な視点とは?
スラスラわかる心不全の病態との関係,心不全分類の本質
米村 拓(日立総合病院 救急集中治療科)
中村 謙介(横浜市立大学附属病院 集中治療部)
3. 急性心不全とわかれば原因検索!
疑うべき病態,とるべきアクションの要所とは
後藤 縁(名古屋掖済会病院 救急科/救命救急センター)
4. 心エコー:救急医の最低限+αを目指す!
あとちょっと背伸びして“扱える共通言語”を増やそう
八幡 えり佳(新潟大学医歯学総合病院 高次救命災害治療センター)
5. 初期治療①:薬剤の勘所
利尿薬,血管拡張薬,カテコラミンの使い方
竹内 真介,河野 隆志(杏林大学医学部付属病院 循環器内科)
6. 初期治療②:NPPV,HFNCを導入するとき
開始の判断,切り替えのタイミングを会得するには
野間口 一輝(霧島市立医師会医療センター 救急科)
加藤 陽一(熊本赤十字病院 救急科)
[コラム3] 救急医が知っておきたい心不全治療のミライ
キードラッグの注意点から急性期に関わる予測まで
蟹江 崇芳,水野 篤(聖路加国際病院 循環器内科)
[コラム4] コロナ禍の救急外来で,非侵襲的管理は安全に行えるのか
新しい感染制御の考え方とNPPV・HFNC使用戦略
吉田 英樹(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 救命救急センター)
[コラム5] メカニカルサポートの話
IABP,IMPELLA®,ECMOの要否見極めの鍵と注意点
安積 佑太(神戸市立医療センター中央市民病院 循環器内科)
小船井 光太郎(東京ベイ・浦安市川医療センター 循環器内科)
[コラム6] 早期外科的介入が必要なケースを見逃さない!
診断のコツ,コンサルトのタイミングも押さえよう
吉野 邦彦,伊藤 丈二(東京ベイ・浦安市川医療センター 心臓血管外科)
[コラム7] 増悪を繰り返す末期心不全に救急医ができること
救急外来で患者の価値観に沿った治療方針を導く秘訣
石上 雄一郎(飯塚病院 連携医療・緩和ケア科)
●連載
■いつだってストラテジックにゆこう
第3回 問題浮上 チームとしてどう解決する?
渡瀬 剛人(藤田医科大学病院 救急総合内科)
■中毒 事件簿
File 3 ダイエット薬で中毒?
千葉 拓世(国際医療福祉大学医学部 救急医学講座)
■裏庭でソロキャンプ
第3回 ‘Tout comprendre, c'est tout pardonner.’
東 秀律(日本赤十字社 和歌山医療センター 救急科・集中治療部)