【記事】
日常診療の現場において,膨大なページ数の本編(ガイドライン)に代わって,日々の敗血症診療の指針となり利用しやすいよう編集された「ダイジェスト版」.
今回の J-SSCG 2020 では,敗血症疾患の予後改善のために適切な判断を下せることを目的として,多方面から多職種の医療従事者がワーキンググループに参加することで,敗血症診療の多面的な評価がより一層可能となり,一般臨床医にも理解しやすく,質の高いガイドラインとなっている.新たな項目に神経集中治療,Patient-and Family-Centered Care,Sepsis Treatment System,ストレス潰瘍の4領域を注目すべきテーマとして収載.多岐にわたる敗血症診療を合計22領域,CQ118題で解説する.