【目次】
特集 拡がり続ける摂食障害(摂食症) ── 一般化とともに拡散・難治化する精神病理にどう対処するか
特集にあたって
永田利彦
■総論
摂食障害(摂食症)病理のパラダイムシフト
永田利彦
家族をベースとする治療がもたらした児童青年期摂食障害臨床のパラダイムシフト
鈴木 太
新しい生物学的基盤の側面──報酬系と摂食障害
磯部昌憲
■摂食障害の治療
摂食障害(摂食症)に対する精神療法のあり方──支持的精神療法は何を支持すべきか
西園マーハ文
モーズレイ式神経性やせ症治療(MANTRA)の概説と日本での実装における課題
須藤佑輔・他
認知行動療法──なぜ現在の形式となったのか
髙倉 修
自閉スペクトラム症を併存する摂食障害(摂食症)
小坂浩隆
摂食障害(摂食症)の絶望死をどう防ぐのか
山田 恒
■日本の治療環境に合わせた治療資源の拡充
摂食障害相談支援と紹介ネットワークの構築
河合啓介
摂食障害支援拠点病院となること
佐野滋彦・他
治療からリハビリテーションへのパラダイムシフト──なぜ摂食障害の地域支援は広がらないのか
武田 綾
●研究と報告
コロナ禍におけるオンライン対人交流が主観的・客観的睡眠の質に与える影響──スマートウォッチを用いた縦断的検討
橋本里奈・他