予防の倫理学
児玉聡・著
【目次】
序 章 予防をめぐる諸問題
第I章 交通事故の予防
第II章 公衆衛生と医療
第III章 犯罪の予防
第IV章 災害の予防
終 章 「予防の倫理学」に向けて
第I章 交通事故の予防
第II章 公衆衛生と医療
第III章 犯罪の予防
第IV章 災害の予防
終 章 「予防の倫理学」に向けて
【記事】
病気、犯罪、災害に対する予防的介入の重要性は、今日ますます認識されるようになっているが、政府や社会による予防的介入については、個人の自由との衝突の可能性をはじめとする様々な問題があるため、倫理的な検討が欠かせない。本書では、疾病予防、防犯、防災に関わる具体的な事例の検討を通して、その予防活動の概要と倫理的な問題点を分析し、それを踏まえて予防活動全般の構造や理論を明らかにすることで「予防の倫理学」の確立を試みる。