難病政策の形成と変容 疾患名モデルによる公費医療のメカニズム
【目次】
序論
第1章 医科学研究事業としての公費負担医療の萌芽:スモン対策から難病へ
第2章 研究医と難病病床:国立療養所の病床構造転換
第3章 疾患名モデルとその拡張
第4章 難病政策の国際的な三類型:疾患名モデルに基づく難病政策の展開
終 章
巻末資料・付表
あとがき
【記事】
「難病」患者の健康保険自己負担分を「医学研究への協力」の名目で補助する形態で始まった日本公費医療の「疾病名モデル」。その淵源と展開を、スモン対策、結核後の国立療養所の改組などの具体的な経路から歴史社会学的に明らかにする。