【記事】
インプラント治療は欠損補綴の選択肢として一般にも浸透し、定期的なメインテナンスを怠らなければ、機能と審美を長期間維持できる可能性が高くなっています。しかし、長期にわたるメインテナンス時においては、加齢とともに口腔の組織変化や機能低下などによって、インプラント周囲炎に罹患したり、インプラント体、アバットメントやスクリューの破折などのリスクが高まります。そして、当然ながらインプラント体を撤去(除去)して再治療の可能性を考えることになります。
本書では、インプラント体、アバットメントやスクリューの撤去が必要になるトラブルとその判断基準、撤去に必要な器具・器材と具体的な撤去方法や術式を詳細に示しています。また、インプラント体の再埋入の考え方や術式選択のポイントからメインテナンスまで、多くの症例を呈示しながら、わかりやすく解説しています。本書はインプラント治療におけるトラブル対応のバイブルとして必携の書です。