【記事】
本書は、「薬理学」「薬剤学」「生物薬剤学」などで学んだ基礎知識を駆使して、処方箋を解読する力を養うための処方例集として、主に薬学生の教材として活用されてきました。第3版では、処方例を大幅に見直し、診療科ごとに全57処方例の読み方・考え方を解説しています。
第一部は医療薬学を目指す薬学生の教材として、また薬剤師が『処方解析』を行うためのコアカリキュラムに対応した疾患の処方例を収集し、その処方に対する解読法を解説。第二部では「精密医療」「先制医療」を意識した処方例を取り入れ、相互作用・重篤副作用の初期症状を考慮しつつ、投与された薬剤の効果や副作用がどの程度の速度・強さで発現するのかを体感できる症例を取り上げています。