JUNTENDOエキスパートによる新生児蘇生ポケットブック
【目次】
(1)NCPR2020のアルゴリズム 〈西崎直人〉
(2)チームメンバーによるブリーフィング 〈西崎直人〉
[COLUMN]蘇生時の感染曝露に対する予防策 〈久田 研〉
(3)出生直後の児の評価 〈大川夏紀〉
[COLUMN]なぜ出生直後のチェックポイントに「皮膚色」が含まれないのか? 〈大川夏紀〉
(4)ルーチンケア 〈高島えり子〉
[COLUMN]早期母子接触の意義 〈東海林宏道〉
(5)蘇生の初期処置 〈池田奈帆〉
[COLUMN]気管内の胎便除去は必要か? 〈池田奈帆〉
(6)蘇生の初期処置後の評価 〈田中 登〉
[COLUMN]なぜSpO2モニタを右手に装着するのか?〈田中 登〉
(7)人工呼吸 〈東海林宏道〉
[COLUMN]最も重要とされている「遅延なき有効な人工呼吸」の意味 〈東海林宏道〉
(8)人工呼吸の効果の評価と次の処置(胸骨圧迫) 〈幾瀬 圭 久田 研〉
[COLUMN]新生児蘇生法におけるApgarスコアの位置づけは?〈山田啓迪 久田 研〉
(9)薬物投与 〈菅沼広樹〉
[COLUMN]薬剤の気管内投与,および骨髄針による投与について〈佐藤浩之,菅沼広樹〉
(10)薬剤投与でもうまくいかないとき 〈寒竹正人〉
[COLUMN]蘇生はいつまで続ければよいのか? 〈寒竹正人〉
(11)呼吸障害の安定化 〈醍醐政樹〉
[COLUMN]アルゴリズム内における「救命の流れ」と「安定化の流れ」とは? 〈渡邊晶子〉
(12)蘇生後のケア〈湯原弘子〉
[COLUMN]体温維持の重要性 〈湯原弘子〉
(13)早産児の蘇生のポイント 〈宮山千春〉
【記事】
新生児蘇生は,小児医療の「一丁目一番地」と言える.常に早急かつ確実な処置が求められるが,いざ蘇生現場に立つと焦りや恐怖にとらわれる人も少なくない.本書は新生児蘇生のエッセンスを凝縮し,白衣に入るポケットサイズとした.知りたい情報にすぐアクセスできる利便性は,現場での安心感に繋がるだろう.小児科医や産科医のみならず,研修医や看護師,助産師など新生児医療に携わる全ての医療スタッフにお勧めしたい1冊だ.